先日、「ハンカチホルダーoriduru」の試作状況をご紹介したので、
今日は、「ハンカチホルダーpomme_stick」の試作状況をご紹介していこうと思います(^-^)
ボトル状の容器を切り開いて、「ハンカチホルダーpomme_stick」の最初の試作品を作ったのは、2019年春のこと。
試作品を作る時はいつも、身近にある材料を切り貼りして作ります。
だから、うちには、捨てるバッグなどから外してとっておいたパーツや、100円ショップで購入しておいた「何かに使えそうなパーツ」などが、いつもストックしてあります。
もちろん必要なものが無ければ、100円ショップやホームセンターなどへ買いにいきます。
そうして頭の中にあるものをとりあえず形にしてみて、それが期待通りの効果を発揮するかどうかをチェックします。
最初に作った「ハンカチホルダーpomme_stick」の試作品は、コレ。↓
調味料ボトルの上下を切り落として、縦に切れ目を入れました。
そして、上の開口部付近に孔を開けて、そこにカラビナを通しました。
カラビナには、ハンカチを挟む用のクリップが通してあります。
このクリップに、ハンカチではなくマスクを挟んで、マスクケースとして使うこともできます。





このハンカチホルダーは、カバーを切れ目から手で水平方向に広げた状態から手を離すと、自然にクルッと巻き付いてカバーが元の筒状に戻ります。
100円ショップで購入した、シャンプーボトルなどでも、
同じように上下を切り落として縦に切れ目を入れるとどうなるか、試してみましたが、
クルッと上手く巻き付くものと巻き付かないものとがあることが分かりました。
べつに、上手く巻き付かなかったとしても、
スナップやボタンなどで切れ目付近を留められるようにしてあれば、問題はないのですが、
私は、このクルッと巻き付くものにビビッときました。
だって、楽じゃないですか、ハンカチの出し入れが。
スナップが付いていないということは、片手でもカバーの開閉ができちゃうわけですよ。
スナップ無しでいけるならば、その方が、使用者の手間を減らすことができるかなと思いました。
上では、カラビナを、開孔とクリップに通しました。↑
今度は、ネックストラップのナスカンを、開孔とクリップに通してみます。
こんな感じ。↓
首から下げて使えます♪
ネックストラップは、いざという時に外れる「安全パーツ付き」のものが安心。
園児など小さな子には、身体に斜め掛けさせた方が、より安心かもしれません。
幼児はまだハンカチを上手く扱えないので、床に落としてしまうこともありますよね…
ハンカチがクリップに付いた状態のまま身体の前で手を拭けちゃう、この方法、
なかなか良いのではないでしょうか??



私は、この「自然にクルッと巻き付いてカバーが元の筒状に戻る」タイプのハンカチホルダーを完成させようと、最初の試作品を作った2019年春頃~、計画を立てて動き始めました。
試作するなかで、ボトルの上下を同じように切り落として縦に切れ目を入れても、
クルッと上手く巻き付くものと巻き付かないものとがあると分かったので、
巻き付き具合をあれこれ数値を変えながらテストする為に、CADの勉強をしたり3Dプリンターを購入したりしました。
100円ショップで購入した既存の材料を使うだけでは、細かなテストはできないので。
上の開口部付近に開けるに孔にしても、どの位置に開けると使いやすいのか…、2つ開けて作ってみようか…
そうした点も、3Dプリンターを使ってテストしたいなと思いました。
正直、まったくの素人が、一からCADや3Dプリンターの勉強をし、
それを使いこなして新商品を開発しようとするのは、
新たに勉強しなければならないことが多すぎるので、かなり、しんどいです(><)
学生じゃないので、そんなに勉強ばかりに時間をとれないですし。
自分が今持っているスキルだけを使って、ちまちまとミシンを使って布で作る方が、いっそのこと楽なのかな… これってどっちの方が楽なんだろう… と、弱気になり、
元のさやに収まりたい気持ちになる時も、チョットだけありました。
けれど、「長い目で見たら、絶対に布じゃない!」という信念のもと、がんばりました。
というか、がんばっているところです。
そして、2020年1月に、初めて3Dプリンターで出力したのが、コレです。↓
とりあえず筒状を作って出力した後、ハサミで縦に切れ目を入れてみました。
あんまりクルッとならないな~… なんか、カパカパしてる。
まぁ、まだ一度目だから仕方ないか…( ^^;)
これから調整しながら、仕上げていこうと思います☆
っていうか、コレ、裏話を書くと、
まともに出力できるまでが失敗続きで、20回くらい代理店のサポートに電話して、20回くらい出力を試みたんですよ。
というのは、どうしても、3Dプリンターのやつがマトモに造形をしてくれなかったんです(;_;)
出力開始から10分くらいは真面目に造形してくれるんですが、
10分くらい経ってそーっと上から覗くと、ヘッドが造形をやめて宙でフラフラさぼっていたり、
フィラメントのフニャフニャのゴミみたいなのを滅茶苦茶に、本当に滅茶苦茶に、吐き散らかしていたりするんですよ(@_@)
(わかる人にはわかると思いますが、嫌がらせかッてくらいに!)
もう、「これ壊れているんじゃないの?」という… 積もり積もるイライラ感。

フィラメントを交換してもらって試したり、ヘッドを工具で分解してアセトンで洗浄したり、
ヘッドを交換してもらって試したり、失敗したのを写真に撮ってサポートに送ったり、
長い説明書を隅から隅まで読んだうえで数値の設定を細かく変化させながら出力を試みたり、
設定画面のキャプチャーをサポートに送って数値をチェックしてもらったり、
ネットで「3Dプリンター」「UP300」を調べまくったり、
色々やりましたが解決せず、
結局、購入した代理店に3Dプリンターを返送して見てもらって、
それでわかった原因は、
3Dプリンターとフィラメント(樹脂)を入れてあるボックスとの間隔があきすぎ、だったみたいです。
それだけ。
使うフィラメントが新商品で、3Dプリンターの発売より後に出来たものだと、
3Dプリンター側がそのフィラメントに完全には対応していない場合があり(「対応」と書いてあったとしても)、
もしそうだと、使うのに裏技が必要だったりするんです。
裏技については、もちろん説明書のどこにも載っていない。新しいことだから。
だから、サポートに電話して、その「裏技」を教えてもらわないといけない。
マニュアル通りに一生懸命やっても、上手くいかないんですよ。攻略法を知っていないと。
ざっくり言うと、今回は、そういったことが発端となったトラブルでした。
ちなみに、使っているフィラメントはUP300の正規品で、同じ代理店から3Dプリンター(UP300)と一緒に購入したものです。
そうであっても、こんな状態…
できれば、もっと的確なサポートが欲しかった(_ _)
これだけで一カ月…
代理店のサポートも、こちらの質問に対して手探り状態で回答といった印象でした。
質問する側もサポートする側も、どっちも手探り状態という…
あれ、結構しっかりしている店で買ったはずなんだけどな…
3Dプリンターって、まだそういう位置にあるんだなーと、実感。
最近は、他のことで忙しくて、3Dプリンターは全然動かせてないです。
年内はもう、動かせないかな…
また、「ハンカチホルダーpomme_stick」の3Dプリンターでの試作が進んだら、書きますね(^-^)/
記事の後半は、ほぼ3Dプリンターに対する愚痴になってしまいました…( ^^;)
ではまた。